僕の奥さんはイケズな京都人

長々と文句ばかりなブログ

萬亀楼のお弁当


これは、萬亀楼さんのお弁当です。京都の老舗に値する 由緒正しいお店です。宮内庁御用達の有職料理の老舗です。
普通 このようなお店は仕出し屋ではないので こういうお弁当は作りません。お金を出すから作ってくれと言っても作ってはくれません。では なぜにこのお弁当があるのか? このお弁当は売り物ではなくて 私の知り合いが萬亀楼さんから頂いたものを 私が訳あって頂いたのです。基本的に 仕出し屋さんの料理と懐石とか割烹の料理は違います。仕出し屋さんの料理は お弁当用の調理をされていて 後から食べて美味しく作られています。例えば 冷えても美味しい、煮物でも汁がたれないようにしたり 色が変わらなくしたりなどです。ですから 本来であれば お弁当は仕出し屋さんからとるべきで あんまり いくら高級な懐石料理屋さんだからといっても調理がちがいますので お弁当にするのだから やはり違います。
ですから このお弁当はお弁当と言っても生魚も入ってますし、イクラなど お弁当向きじゃないものも入ってます。すぐ食べろ と言う事ですね。
売り物ではないし ちょっとした 手土産みたいなものなのでしょう。
と言っても 使ってる素材は最高です。トロ、鯛 の刺身もグッド、イクラの味付けもよしです。
そして栗、枝豆、 丹波マツタケ(tomomiさん 見てますか?)も入ってます。
今回 仕出し屋のお弁当と料亭のお弁当の違いは何かな?と考えたんですが、ズバリ量です。仕出し屋さんのお弁当は量が多いです、ぎっちりと詰めて ご飯ものの量もシッカリとあります。料亭のお弁当はどっちかといえば サックリというカンジでしょうか。味はどちらがいいとは いえません。しかし これまで 食べたお弁当の中では 菱岩さんのお弁当はやはり 格違いな感じを持ちました。明日は 仕出し屋さんのお弁当を紹介します。