僕の奥さんはイケズな京都人

長々と文句ばかりなブログ

思い出、、、、、チューリッヒ。

今 けんし君が ドバイからヨーロッパに渡り ずーーーーっと旅をしてる。

連日 色んな街からFBに写真がアップされて 見てると色んな事を思い出した。

まあ くだらないことだけど。


チューリッヒは 何度か訪れたことがあった街だったんだけど、そのときは、仕事で アブラハムというシルクプリントの会社で仕入れだった。アブラハムと言う会社は 今はもう廃業してしまったんだけどチューリッヒの名士で それはそれは素晴らしいシルクプリントを作る会社だった。パリのオートクチュールの老舗が顧客で超最高級な生地しか扱ってないような会社だった。
私が行ってた会社は そのアブラハムのコレクションを日本で一番に仕入れる(見れる)権利を持ってて それを仕入れるためにチューリッヒに行ったんだけど、、、仕入れると言っても とにかくコレクションを全てコンファームするだけなんで 見て決める(セレクト)って言う感じじゃなかった。全部買うって感じ。
何故かと言うと 全て押さえてしまわないと他社が押さえちゃうから 版買権までも全て押さえちゃうんです。だから、、、、凄い金額です。コレクションでもディオールたらジバンシーなどが そのときのコレクションに使った生地は、恐ろしい金額ですから。1着分で生地代だけで50万とか普通にしますから、、、これにパターン代とか縫製とかデザイン代は別で それこそが高いのですけど。
まあ その生地が怖いくらいにお高いのです。各色で最低5反とか、、、仕入れ全部で億単位です。
なんか 明細の金額を計算するのが 途中で分からなくなって、、、最終あきらめたのを覚えてる。
ホテルに帰って 計算したら、、、凄い金額だった。
仕事が終わり、食事でもと言う事で アブラハムの経営するサロン、社交場になってるとかで クローネンハーレというお店に連れて行かれて、、、、その店の凄いことと言ったら、、、、その当時 その店は 普通の人は入れなくて完全なチューリッヒの社交場としてあったようです。有名なのは、店に飾られた絵画、、ピカソマチスシャガールなど皆さんが絶対に知ってるような画家の絵しか並んでない。私たちは一応 アブラハムのお客様なので招待して頂いたのですが、、、
なんか落ち着きませんでした。何食べたか???覚えてるのは、メインがローストビーフで セカンドポーションと言って 2回食べるのです。一回目が終わると 2回目をどうぞ、、、って感じで目の前でカットされてサーブされる。スイスではこれが普通だとか言ってた。ホント?そしてワインも有名なのがあるから 色んなのを出してくれた。スイスの白ワインだった。最後に 初めて食べたデザートが、、、ドンぺリのシャーベットだった。今から25年くらい前の話なんで その当時ドンぺリのシャーベットって、、、私は一度食ってみたくて、、、、メニューに見つけたときは、これ食べようって。皆は違うの食べてたけど 私だけそれ食べてた、、、、、けど 感動は全く無かった。(笑)
食事が終わって、、、もう一杯いかが?ってことで 同じく別フロアーにある スノッブなバーへ、、、、
これがまた、、、、完全会員制と言うか 一般人は入れないバーで カッコいいんです。店も客も。
パリのそういうバーなんかより ここのほうが断然カッコよかった。

などと言う 刺激的なチューリッヒの思い出でした。

けんし君がチューリッヒに行ったって聞いて 何故か思い出してしまった。