僕の奥さんはイケズな京都人

長々と文句ばかりなブログ

さつき

さっき テレビで孤独のグルメ? ってのを見た。

それを見ながら 思い出した。

その中で出てた中華って看板の上がってる店、、、、、真昼間から満席で皆 酒を飲み、、、、、何故か中華だけど 誰も中華なんて頼んでない。(笑)メニューは、なんでもアリで カレーから焼きそばから 定食までなんでもある。

京都には、そんな店ないよなぁ、、、、って。

東京には、伊勢屋とかみたいな焼き鳥店があるし、、、

昔、出張で高知によく行ってたとき 高知って そんな店多かったなぁって。
高知の街中には、小さな路地がたくさんあって その路地の中に飲食店があるんだけど、、、、
まあほとんど一杯飲み屋なんだけど 午後3時には、満席、、、、って感じなのだ。

京都には、、、無いなぁ。。。。。

でも昔、、、、あった。

もう 無くなって15年以上は経つけど、、、、

その店に初めて行ったのは、まだ 私が大学の一回生で、、、、先輩に連れて行ってもらった。
その場所は、新京極と寺町の間をつなぐ細い路地にある。蛸薬師通りの処にゲーセンがあって その南側の細い路地にあった。今は、服屋さんかな、、、
名前は、さつき。
凄い小さい店で 4坪も無いかもしれない、、、2階建てになってて2階は、細長いテーブルが1台あって そこで皆相席。勿論座敷ですよ。 一階には、狭いテーブルが3つ、半畳ほどの真四角の厨房があって凄い効率的になってた。
しかも 冷蔵庫は、外にあった。だから オーダーが通ると 常連は、ビールを外に自分で取りに行くし、素材も外の冷蔵庫に取りに出てた。狭いからねぇ、、、、テーブルと言っても4人は座ると狭過ぎるし、、正味は二人です。
TVがあって 皆 TV見てた。
その当時は、近所に京都花月があって 芸人さんも来てたし、サインがいっぱい貼ってあった。
更に、、、この店 なんとパチンコの景品換えもしてて、、、ドアが引き戸になってて 窓口が引き戸の横にあるんだけど 扉が開くと窓口が閉まると、、、(笑)
客層は、、、、読んでると分ると思うけど、、、酔っぱらったオッサンしかいません。(笑)
しかも 真昼間から酒飲んでるし、、、、どう見ても堅気には見えないと言うか、、、、(笑)
大体 パチンコの景品換えの店ですし。

でも この店 凄いんです。
メニューは、なんでもあるし。
うどんからカレーからラーメンからサバの塩焼き定食からカツ丼から ホントになんでもある。
しかも、、、全て旨いのです。こんな立派なサバの塩焼き見たこと無いってくらい立派だった。

まあ その当時から定食も1000円ほどはしてましたけど 量もしっかりあって味も十分で ホントに良い店だった。
私は いつも サバの塩焼きとか鶏天とかとビールを頼んでましたけどね。

お店の最終頃は、マスコミとかにも出てて カツ丼とかが有名になってたかなぁ。。。。

半畳の厨房って分ります?
人一人が立って 目の前にコンロがあるだけって感じの厨房で よくあれだけのメニューを作ってたなって思います。
オーナーは、おばさんでコックを雇ってたんだけど、、これまた この店っぽいコックと言うか、、、、優男で、、、(笑)
出前もしてたけど その出前持ちは、金髪のヤンキーなお兄ちゃんで、、、
まあ 普通の人は あんまり来ない店だった。
でも 常連になると こんなに居心地の良い店もなくて、、、、普通の食事がしたいときって サイコーだった。

お店の終盤は、もう 客層も若いいまどきの連中になってて 私にとっては、居心地は、イマイチだったけど。

TV見てて さつき を思い出した。

なんで やめちゃったのかなぁ?

コックが辞めて おばちゃんが厨房に立ってけど、、、、もう 年だったし、、、、


今 あれば 絶対に行くんだけど、、、、

だれか 京都で さつきみたいな店やらないかな、、、、、