僕の奥さんはイケズな京都人

長々と文句ばかりなブログ

一本の電話

私というか 私たちは、今回の災害の支援をずっとしてる。

最初は、義援金を送った。

それしか出来なかったし。

今は、物資を送ってる。

そして 私の仕事から わずかではあるが支援できる形を作ってそれを義援金にしてる。


そして、やっと 個人でも 被災地に色々と物資を送ることが出来るようになったから。


それに ネットでそういうことが出来る状況になったから。

「お願いタイガー」 「ふんばろう東日本支援プロジェクト」などがそうなんだけど、、、、

ここで 自分で出来ることを探して やってる。


こういう ボランティアは、させてもらってるって気持ちじゃないとできません。

ありがとうって言葉が欲しくてやってはいけません。

そう思ってやってました。

避難所のボランティア組織の人とか その避難所の責任者相手に メールだけのやり取りで 必要なものを送るのだ。



TVのニュースとか見て もう 被災地は、結構復興してるんじゃない?とか思ってません?

避難所には、電気もガスも水道も来て 食事も結構足りてて まあ なんとかやってる、、、なんて思ってません?

実際は、全くそうじゃない。

TVで映って インタヴューとか炊き出しとかしてるのは、大きな避難所だけです。ほとんどの避難所は、まだライフラインさえ来てなくて 温かい食事なんてほとんど食べても無いし、、、何をするのも不自由なのですよ。
一月前とほとんど変わらないのが実情です。
物資は大きいところには行きますが、小さいところや 個人のところで集まってる避難所には、行きません。
だから 自分で取りにいかなくてはいけません。だけど、、、足も人も無いし、、、、
斑がありすぎるのです。
それを 助けるのが こういうサイトなのです。
まあ 少しずつライフラインも来つつはあるけど、、、、来れば来たで それに応じた物が必要なのに、、、、モノは無い。
買いに行こうとしても店も無い。
なんせ、、、、家も仕事も家族も 何もかも無くしてしまってるだから。

そんなんだから 私達は、送れるものを送ってる。


そんな 今朝 一本の電話がかかってきた。

歳を召した感じの 訛りのある女性の声で、、、、、、「南三陸の、、、、です」って。


お礼の電話だった。

これまでに結構送ってるが、その品々がどのようになってるかは分からないのです。
そんなことは、どうでもいいので、、、、
届いたかどうかは、確認できますが、、、


その送り先は、多分 個人の避難所だったのか、、、だから お礼の電話をしてくれたのだろうと思う。

わざわざ、、、、

ハッキリ言って 送ったものは、今の日本じゃどこでも売ってるような どこにでもあるものなんだけど、、、、
そんなモノを送っただけで そんなに感謝されるなんて、、、、
そんなものを送って感謝されるなんて、、、今の日本じゃあり得ないし、、、、、

それぐらい困ってるのだと思う。

凄い電話は嬉しいけど、、、、、

でも その女性に何と言っていいのか、、、分からないし、、、、、頑張ってなんて言葉も言えないし、、、、

また 何か必要なものがあれば言ってねって言って 電話を切った。


凄い切ない気持ちになった。

お礼の電話なんて させてしまったって。

そんな状況なのに、、、電話なんてする暇も気分でも無いだろうに、、、



早く 人並みな生活ができるようになればいいのだけど、、、、


原発の問題も長引きそうだし、、、、当分 こんな状況が続く。

長い支援が必要だ。