僕の奥さんはイケズな京都人

長々と文句ばかりなブログ

今日日のお店にボヤキ

先日 青山にブノアがオープンした。私はまた デュカスがやると聞いてましたので、まさか パリのブノアとは 違うよな。と思っておりましたら そのまさかで パリのブノアの経営権をデュカスが買い取ったと言う事でした。残念なことです。もともと ブノアは星一つのレストランですが 料理はクラシックで最近のちゃらちゃらした フランス料理を出す店ではないのです。
いくら3つ星でも 最近のフランス料理は 何を食ったのか分らない料理ばっかりで 落ち着いた料理がないのです。その中で ブノアは そんな店に飽きた人たちが お金は高いけど ちゃんとした料理を食べたい時に行く店なのです。なのに、その店をデュカスがやるとなると正反対の店になってしまうのでしょうね。 ここ最近のイタリアン、フレンチは東京だけは 別にして どこも全く同じような料理ばっかりです。関西にはグランメゾンに値する店はほとんどないので、はっきり言ってどこに行っても ビストロ料理しかないのです。イタリアンでもフレンチでも 一緒の料理。伊ならパスタがプラスされるだけ。京都と言えば 伊とも仏ともいえない 京風イタリアンだか京風フレンチ?は??? だよ。
フランス本土にしても 昔の料理を捨てて 訳のわかんない料理にばっかり走ってるしね。あれは 皆どう思ってるか知らないけど、完全に手抜き料理でコスト下がってる料理です。確かに 健康志向でバターや生クリームを使わなくなって オリーブオイルに逃げてみたり、水に逃げてみたりと 新しい料理を考えるのも大切でしょうけど あまりにそれが過ぎてしまって 料理じゃなくなってるような気がします。基本があっての料理なのですが 最近のフランス料理は完全に根底を無視しているようです。さらに それをマスコミが高評価するものだから 素人が訳も分らず いい評価をしてそれを できの悪い料理人が真似してる という構図ができてるような感じです。最近は世界中の料理がヌーベルという言葉をプラスされて 新しい料理ばっかりになっていますが 本当に美味しい料理はそんなに 簡単に根付くものではありません。数年もすれば、忘れ去られるでしょう。
本当に美味しい料理が食べたいものです。香港にはまだ そんな美味しい料理が残ってると思うのですが、やはり少なくなっているようです。いい個人店は閉店の一途を辿っているようです。このままでは どこで食べても一緒みたいな店ばっかりか とんでもない料理を出す店ばっかりになるでしょうね。
今日は最近のお店にぼやいてみました。