僕の奥さんはイケズな京都人

長々と文句ばかりなブログ

危機 �@

昨日の続きなんだけど、、、
少し前に、新聞に同志社大学の教授の浜矩子さんのコラムが出てた。
これは、バカな私にでも理解できる分りやすい今の金融危機の話でした。それを ここに書いておこうと思います。

今回のグローバル恐慌の原点は、1971年にあります。アメリカがドルと金の交換を停止した「ニクソンショック」です。アメリカが保有する金より はるかに巨額のドルが世界に出回ったのです。ドルのありがたみが薄れ ドル暴落の危機から脱するための交換停止でした。ドルが金の信用を背景とした基軸通貨では無くなった日です。アメリアに戦争直後の勢いはなくなっていました。下着ぐらいは着けていたのかもしれませんが、裸の大様。そこで開き直ったのか、金のたがが外れたのか、ドルをバンバン刷って世界からモノを買い続けた。究極の「自分さえよければ病」ですよ。本来なら身の丈にあったレベルまで生活水準を落とし財政赤字を減らさなければいけなかったのに、、、
結果 アメリカは巨額の財政赤字と経常赤字の「双子の赤字」を抱え込む結果になりました。これが国際的な不均衡を生み出す事になりました。
90年代、「痩せる男が奉げた金で 太った男が狂ったように踊っている」と浜さんは言ってたそうです。
奉げる男とは、「失われた10年」の真っ最中の日本。国内に行き渡らない金で米国債を買い、借金の泡の上で踊るのはアメリカでした。
片方に赤字が積み上がり、片方に黒字が積み上がる。こんな丼勘定 企業ならありえません。
「こんな歪みを調整するときがいつか来る」と浜教授は言い続けてきたのです。
でも ドルは決済機能を持ち。各国ともドル資産を抱えてきた。暴落すると大騒ぎになる。
だから、不均衡は分っていても、下着だけの王様を支えてきた。皆 この体制が変わらないほうが楽だし、変わると怖い、変わるはずが無い、と思い続けてきた。でも やっぱり 変わっちゃったのです。。。

とっても 分りやすいでしょ。。。。

次回に続く、、、、