今回で３度目の北京です。
行く度に 街は変わり 気候さえ変わってます。変化のスピードは、異常な速さで 一年前の地図が役に立たないのです。街はなくなり 道もなくなり 住所も全く役立たずです。 有名レストランもなくなり どこに行ったのやら、、、
来年のオリンピックに向け 町中は工事だらけ、観光地も修復だらけです。そのために 渋滞も酷く 以前は曜日とか時間とかエリアで 空いてることもあったのですが 今は四六時中渋滞です。車も日本より多いし、、、北京の街は 交通機関がバスと地下鉄とタクシーなのですが 地下鉄の建設を後回しにしたために 車が増えすぎて 交通麻痺を起こしてるのです。だけど そのおかげか タクシーの多さは 京都並みで いつどんな場所でもタクシーを見つけられます。しかも 安いし、初乗り１０元。（１６０円） だけど 北京の道は 恐ろしく広いですよ。名古屋じゃないけど道幅１００メートルもあります。その道が 渋滞するんだからどうしようもないです。
気候も ３年前と比較しても 凄い温かいです。聞くとやはり温暖化で 以前なら夜はマイナス２０度とかになったようですが、今はマイナス１０度にも届かないです。だから河川や湖の氷が薄くて スケートも出来なくなってるようです。同じマイナス温度でも 日本の感覚とは違い マイナス５度でも 今の京都の温度とほとんど変わりません。多分 湿度が低いせいで 体感温度が温かいのです。室内は日本より温度設定が高いので 暑いぐらいですし。ダウンなんて必要ないです。（防寒の服をたくさん持って行ったのですが ほとんど不必要でした）
昔の町並み（故同（フートン））は オリンピックの再開発で どんどんなくなってるし、出切るのは観光客相手の商売の店ばかりです。今年中には ほとんどの建て替えを完了するそうです。
その再開発ですが 大きさが半端じゃないのです。日本人感覚の再開発というと せいぜい六本木ヒルズとかでしょうが 北京のは その数倍で、どこもかしこもやってるのです。しかもそこには 数万人の人が住んで メインストリートのような場所でも 全て退去させて一年ぐらいで建て替えしちゃうんです。出来るのは 上海の豫園のようなテーマパークっぽいのが出来そうです。
故宮なんて 無駄な修復で 一応完成は ２０年後ぐらいとのこと。。。（笑）
聞くところによると この修復は ホントは不必要なのですが、故宮というところは利権の塊で凄いお金を生む場所なのです。だから そのお金の処理で 直す必要のないところ修復してるのです。
見ると分かりますが、ホントは直さないほうがいいのです。要するに建て直しですから 新しいのは プラモデルみたいで 全然良くないのです。故宮は 瓦も壁も剥げ落ちた塗りも財産なのですが それを全部 新しいのに替えようとしてるのです。
今度のオリンピックに向け 政府は一丸となって 北京の街を変えようとしてるらしいです。
だから 住人にもマナーを守れとか（痰を吐くと罰金） 色々ウルサイようです。
だけど ここ数年で何もかもが変わってるようです。昔から犬を散歩させてる人は 日本と同じくらい多かったのですが、犬の糞を掃除する人なんて皆無でしたし、連れてる犬は 全部中国犬（ペキニーズ、チン、シーズ、チャウチャウなど）でした。だけど 今回見たのは ちゃんと糞も掃除してるし、洋犬を散歩してる人が多いのです。
車は世界中の車が走ってるのですが、タクシーのシャレードが退いて少なくなってるので 益々高級車が多くなってますね。ベンツは中国での生産が始まったので アウディに代わって去年に比べ凄く増えてます。トヨタも増えましたね。
なんか 京都に帰ってきて 凄い田舎に帰ってきたんじゃないかな？って思うほどです。
このままじゃ 上海みたいに無機質な単なる都会になっちゃいそうで なんか嫌です。
このままの 素朴な北京であって欲しいものです。
オリンピックの時期は 政府は北京人はどこかに旅行に行ってくれとのことで お休みになるそうです。
就業時間や学校も時間をずらしたりして 渋滞緩和を狙ってるそうです。だから その時期は北京からの旅行は安くなるって言ってました。（笑）
