（写真とネタのお店とは無関係です。）
先日 予約の取れない熟成肉ステーキのお店に行った。
熟成肉、、、、10年くらい前に 自分で熟成肉を作り試してから、熟成肉の美味しさは知ってるつもりだったけど、、、、
今は 猫も杓子も熟成肉で、、、、なんか変。
もともと アメリカやヨーロッパは熟成肉が普通なのに 何故今ごろ 日本で熟成肉？？？って感じなんですけどね。
それに 日本にだって 昔から 腐りかけのが旨いって言葉もあるでしょう？（笑）
肉だって魚だって 新鮮なモノと熟成させたモノと 個別に良さがあって それは好みな世界。
それに 問題として 素材が国によって違い過ぎるので 同じように扱って評価するのはナンセンスです。
熟成とは、、、、私見ですが、 味のしない素材を熟成させることにより旨味を生じさせる事かなと。
不味い素材を美味しくするってことではないと思う。
と言うことは アメリカやオーストラリアなどの安い赤身肉を美味しく食べるために出来た手法で 高価な和牛に熟成という行為は不必要かなと、、、もともと旨いように作られた肉なのですから。脂も多いしね。
と言うことは 熟成を必要としてるのは 安い輸入肉とか肉産のそれに値する肉に対してってことになりますよね。
だから本来は 熟成肉を主張する店は 高級店であってはならないと思うのです。しかし、今は、、、、
そうじゃないんですよね。肉を扱う店は 猫も杓子も熟成肉、、、って、、、高級店まで。
本来 高級店で不味いなんて有り得ないし！
今のステーキ屋を見てると 寿司屋を思い起こさせるのです。
要は 仕入れです。いかにいいネタを仕入れることができるかに掛かってる。技量も必要だけど 良い仕入れが無かったら そこまでいかないしね。
今って 良い肉の仕入れが難しいんだって。数年前の九州で起きた事件の余波が今頃になり影響が出てきてるのだそう。牛が足りないのに 今の肉ブームで需要は増加してて、、、、
とまあ 色々と書いたけど 何が言いたいかと言うと、、、
熟成肉を唄うなら 安くないと意味無いです。
まあ 幾らなら安いとか高いかとは 個人で違うだろうけど、、、、
そんな京都にも 「いきなりステーキ」のお店が出来たのです。
まだ行ってないけどね。今度行ってみたいなって。
いきなりステーキの価格は、１００ｇ、700円くらいから1500円（和牛）くらいまでです。
この価格は かなり安いけど一応の基準にはなると思います。
普通のお店は この価格に対して 様々な付加価値を付けて いかに高い金を取るか考えているのです。
肉の味だけを言えば 熟成肉より和牛のほうが美味しいに決まってます。
だからお金があるなら 熟成肉より和牛を食ったらいいのです。
熟成肉ってのは 安い肉を美味しくする技法のひとつなので 高価な熟成肉なんてナンセンスなんですよ。
