北京に行くようになって 感じるようになった。
香港一辺倒の時なんて そんなことはなかった。
香港の味って 出汁の味で溢れてる、、、、、最初から最後まで出汁の味で素晴らしい。。。。。
だから 薄っぺらい味(出汁)のものなんて 食文化も薄っぺらいのかなぁ、、、なんて。。。。
だけど 北京に通うようになって それは違うと感じるようになった。
薄っぺらい味と 単に辛い味のももは違うし、その辛さを受け止める厚さを持つ味の厚さを持つ調味の凄さを感じることになった。
いろんな国に行って 様々な調味を楽しんだり食事をすることによって いろんな事がわかるようになった。
ソウルに行って また新しい食文化を理解することができたと思う。
同じ辛さでも どういう辛さをどういう風に受け止めるか、、、そういう風に表現するか、、、、
同じ唐辛子の辛さでも 色んな辛さがある。
厚さもそうだし、最初に来る辛さ、後から来る辛さ、、、、など。ひつこかったりアッサリしてたり、、、、
それを 合わせる素材や料理法によって様々な料理に変化させる。
その変化こそ その国の食文化だと思う。
その国の持ってる素材であり料理法であり気候であり それにあったもので構成され進化するものであろうと思う。
そう考えると やっぱ究極は、、、、、中国料理に行き当たるのだよね。。。。。。。
これまで フレンチが一番だとか香港が一番だとか言ってたけど、、、、
今では、香港が一番だとは思ってはいない。
まあ どう考えてもフレンチが一番ってことは、絶対にあり得ないけどね。(笑)
確かに、、、、調理法とかスキルでは、香港が一番かもしれない。
だけど、その味覚自体が、一番と決め付けるには、疑問が残る。
でも 限りなく一番には近い気はするけど、、、、中国には、もっと理解すべき素晴らしい調理法があるし、民族で理解できない味覚もあるのだ。
まあ 全ての味覚を理解しろとは言えないけど、理解する気持ちを持つのは、必要だと思う。
広東料理は素晴らしいけど 世界を征するわけではない。