僕の奥さんはイケズな京都人

長々と文句ばかりなブログ

あっさり、、、

今のご時勢 あっさり って言う言葉は 何故だか褒めているという内容の言葉として使われてます。
本来は 良し悪しの意味はないはずですが、今は 褒め言葉になっている。
なぜ あっさり が褒め言葉なんだろ?
確かに 反対の意味の 「クドイ」とか「ヒツコイ」ってのは 悪い言葉かもしれない。
使われ方として 「あっさりして美味しい」 とか 「あっさりしていくつでも食べられる」 とか言いますね。
あっさりして いくつでも食べられるってのは そうかもしれない。(でも こういう事を言う人は ほとんど一個しか食べない、言うだけ)
で 「あっさりして美味しい」っていうフレーズは どうだろ?
なぜ アッサリしてると美味しいの?「アッサリ」と「美味しい」は 全く別の意味合いだと思う。
「アッサリ」とは 味とか調味の意味合いでいうと 味が薄いとか淡白とかいう意味だそうだ。
という事は 味が薄いのが美味しいって意味? 味の薄いのは 貧乏臭くて美味しいとは思わないけど、、、
現実にフランス料理でラーメンでも和食でも 美味しいソースやスープや出汁には 作るのは手間とお金がかかるんです。メインの素材以外に。と言う事は 薄味の店とかは はっきり言ってセコイ店。
出汁以外にもいい調味料は かなり高額なんです。少し話しがそれてしまいましたね。
じゃあ 脂っぽいのとか味が濃いのは 不味いっていうことか?そうかもしれない。。(笑)
ホントにいいのは ちょうどに味付けされたのもだと思うけど。ちょうどの時は そうは言わない。
それはどれ位が 丁度か分かんないからか?(笑) まあ個人の好みだからね。


とは言うものの 丁度、ジャストってどんなのかな?って考えると 私の考えでは 素材の味をよりひきたてるための調理であり調味だと思う、それが調理が不十分で素材の味がそのままだったり やりすぎて素材の味が全くわかんないとかになるといけないので、要するに ボーダーといったとこではないでしょうか。ホントにジャストってのは 味付けでも火の入れ方でも これ以上塩入れすぎたらいけないとか これ以上 焼きすぎたらいけないっていうピンポイントだと思う。薄い味付けなんて無意味な気がします。それが好みならいい素材をそのまま食べればいいだけで 調理したものなんて食べる必要はないでしょう。家でいい素材買ってきて そのまま食ってりゃいいんです。
TVとかでも評論でも 饅頭やケーキを食べて アッサリして美味しいとかいくつでも食べれるとか言う言葉を話す人は 言葉を知らないのでしょう。
確かに 今は薄味信仰の人も多いとは思うが、これもいかがなものかと思う。
こんな人は 多分 健康フェチとかじゃない?(笑)ホントにアレルギーとかの人は別だよ。
それとか 薄味が好きって言ったほうが カッコイイと思ってる奴。(笑)要するに本当に美味しい味とは無縁の人達じゃん。健康とかスタイルにこだわってるんですね。
和菓子でもケーキでも どこを見ても甘さ控えめとかどこどこの素材を使ってるとかばっかりです。
でも ホントは餡子でもクリームでも 絶対量の甘さがないと美味しくないのです。と言うか 味が完成しないのです。(そんなんでも そういう人は美味しいって言うけど、、、、、)
昔 ある知り合いのシェフが言いました。辛い料理を作る時に 単に胡椒や唐辛子だけを入れたんではダメですって、塩もそれに応じて入れなければいけないって。そうする事によってはじめてホントに美味しく辛くなるんです。要するに 味ってのはバランスなんです。一方にだけ偏ってもいけないんです。
お題 アッサリ でしたね、、 話しが変わっちゃいました。(笑)

まあ 私はアッサリって言う言葉があんまり好きじゃない。
この言葉を連発する人は 信用できない。。。。