僕の奥さんはイケズな京都人

長々と文句ばかりなブログ

ゴースト








さて 今日は昨日と代わって 反対に客を選びまくるケーキ屋です。
この店は かなり変わってて経営は京都のバーをやってる人がオーナーで バーがケーキ屋をやったという店です。だから お酒を使った 大人のためのケーキ屋というのがコンセプトらしい。
店の内外装も変わってて 京風の内外装です。(分りにくい?(笑))
面白いのは この店はショーケースがないです。というか ケーキの種類も数も少ないので ショーケースは不必要。(笑)バーのような店に入ると カウンターから店の人が ケーキのサンプルの入った箱を出して 見せてくれます。(まるで京都の和菓子屋のよう)
これでケーキ屋と言えるかどうか厳しいところではある。
ケーキはお酒を使ったものが多くて よく分らん能書きがたくさん書いてあります。買うと1個1個能書きの紙が貼ってあります。
これを全て理解するには バーテンで優秀なパティシェでないと難しいでしょう。(笑)
多分 似非グルメが食べても よう分らんから 柔らかくて美味しいとかいう評価しかできないでしょう。まあ 自称グルメが好きそうな店ではある。
まあ 食べて美味しいかどうかは 個人的な評価でしょうから 何とも言いませんが、、、(笑)
まあ はっきり言って コンセプトに無理がありますね。
酒を使うのはいいですが 酒を使う事ばっかりに気が行くんで ほとんどのケーキはチョコになる。(笑)これは当たり前。多分 どんな洋酒でもチョコには合う。反対にチョコ以外の素材にあわせるのは 不可能に近くなる。オープンの時点でこのレベルなんだから(オープン時というのは 最高傑作を出すものです)この先の新作は難しいでしょうね。今でさえ8種類ぐらいしかないのに、、、、
今の作品も 酒を無理に使ってる感じなんだけど 酒がキツイわけでもない。大人のケーキならもっと強くするべきだろうし、、、ポイントのないケーキになってる。言い方を代えると わざわざ食べる必要のないケーキだってこと。でも NO2は カナリいい作品だと思う。これは食べるべきです。
このときは4種しか残ってなくて 3個買ったのだが 一番いいのは酒を使ってない ゴーストNO2 だ。(笑)
シャルトリューズとバジルのケーキなんてバジルの香はするけどシャリュトリューズは一体どこに行った?って感じ。もう一個のマールも 雰囲気程度だしね。
こういうケーキを食べると 今のフランス菓子の悪い処が全部出てるようなお菓子だね。
流行では こういう酒とかスパイスを使うケーキが新しいと思われるが これは一過性のもので あと2,3年もすれば誰も見向きもしなくなる。要するに ワケの分らん味なのだ。美味しいって感動しながら食べるものではない。ヌーベルのフランス料理や懐石で今月の料理とかで毎月替わるいろんな料理を食べるよなものだ。流行で食べるものなのだ。定番にはなれない。。。。。
この店の3年後が一体どうなってるのかが見ものです。
パティシェは 結構いいスキルを持ってると思うし、センスも悪くない。後は方向性だけだろうと思う。
あんまり酒にとらわれないほうがいいように思うけどね。
でも しょうがないか、、、バーがやってるんだから。(笑)

昨日 紹介した店とは対極にあるような店です。
でも 面白いのは 同じような値段で同じ甘いケーキを売ってる店なんです。
私の友人が 凄い好いことを言ったのを思い出しました。
ケーキって 500円握って買いに行ったら 世界1のものが買えるって。
料理は 流石に 500円では世界一のものは食べられないって。
これって 凄いと思いません? 500円で その気になれば 世界で1番美味しいケーキが食べられるんですよ。