僕の奥さんはイケズな京都人

長々と文句ばかりなブログ

ベラベッカ@ルカ 福岡





知ってる人は知ってるが 知らない人は全然知らない、、、木村さんと言うパティシェがいる。
その人は 日本での修行はほとんどなく ずーっとフランスで修行して帰国して 7年ぐらい前かな? 東京のシェ シーマって店(市谷)の有名店のシェフになったんだけど、結局2年も続かなかったかな?辞めちゃったんだよね。
辞めた理由は 木村さんのケーキに お客がついて来れなかったから。それまで その店(シェシーマ)をやってたのは これまた 有名な島田さんっていう シェフだったんだけど、この人のケーキは 日本人向きのケーキで 長い間 その人のケーキについたお客さんで営業してたので、いきなり 超フランス風のケーキを 売り出したものだから お客が離れたらしい。確かに この人の作るケーキは 全く日本風じゃなくて 超メガトン級と言おうか、凄い迫力のケーキなのですよ。銀座のデパートのマツヤで 売っていいのか?絶対 客からクレーム来るぞ!ってなケーキなのでした。だから、、、、
すぐ辞めちゃったのです。
でも それは食う側の問題で 木村さん自体は素晴らしいパティシェなのですよ。
なもので すぐ大手企業がパトロンになり 九州という場所でやり直したのですよ。
私は、彼は、その店ではどんなお菓子を作るのかなぁ?って思ってました。 相変わらず ド フランスなお菓子か、反省して(企業的、経営的に) 日本人好みなお菓子か?
結果は 東京と同じで 超フランス菓子。まあ 少しデザインとかは日本人を意識したものにはなってましたが。
でも 九州の人は 東京の人とは違って 木村さんのフランス菓子を受け入れたのです。お店は大成功。
ケーキ店って いくらいい店が出来ても それを受け留める土壌なくてはいけないのです。
今の日本で そういう土壌があるのは、東京は別にして 九州(福岡)、札幌ぐらいでしょうか。関西はお粗末なものです。関西は土壌にも店にも問題ありですが、、、
この前も このお菓子(べラベッカ)くれた人と 話してたのですが、そういう土壌がある地は チョコレート屋さんが 存続できる街だよねって。これは マジでその通りなのです。

とまあ 話が今日のお題のべラベッカから 外れてしまってるのですが、このベラベッカを日本に紹介して定着させたのは この木村さんなのです。
このアルザス地方のお菓子を シェシーマ時代に紹介して それを皆が真似して作るようになったお菓子なのです。
手でちぎったドライフルーツをキルシュに漬け いろんなナッツと共に 少量のパン地で焼いたもの。
保存食というか お酒のつまみというか 大人のお菓子ですね。ドライフルーツとナッツのサラミみたいなお菓子です。

とまあ こんな木村さんが 新しく監修した店が ルカ なのです。
知り合いが 送ってくれたのです。
九州の人は 行ってみてください。

今 木村さんは 東京でお店をしてます。。。。