僕の奥さんはイケズな京都人

長々と文句ばかりなブログ

物の価値感

皆さんは 京都の市澤帆布の騒動を知ってるでしょうか?

先月 やっとお兄さんの方(市澤汎布をぶんどった方)が 営業を再開しました。
しかし、ブランドは取ったものの 職人は全て 弟さんの方へ行っちゃったから どっかに下請け工場に出して商品を作ってるらしい。 弟さんのほうは 市澤汎布というブランドは使えないので 新しく ブランドを立ち上げて 元の店の正面で 喧嘩を売るように商売を始めた。
この喧嘩は どう見ても 兄のほうが ずるく見えてしょうがないが 裁判でこうなった以上しょうがない。
で 弟さんのほうの店は オープンと同時に 行列してる客が流れ込み 即完売であった。(今でも)
で お兄さんのほうの店は どうなのかと言うと 同じく 客が行列で即完売とのこと。

先日 遠方から友人か来てて 市澤のバッグを頼まれてるのだといって 買いに行ったのだ。
で 私はどっちの 市澤に行くの?って聞くと お兄さんのほうだよ。って。
で 私は でも そっちはブランドは本家でも 職人も違うし偽物みたいなもんだよって言うと いいんだよ、デザインが昔のほうがいいからって言う。私は フーーーンって。

私の考えは どっちも本物じゃないって考えなんだけど、私だったら 弟さんの方のバッグを買うな。
もともと 市澤汎布はシンプルなデザインで丈夫ってのが売りで 私が思うに デザインと言っても 良いも悪いのないようなデザインです。
客が求めてるのは そんな能書きではなくて 横にちょこっと貼ってある「市沢汎布製」ってラベルが欲しいだけなのです。
弟さんのほうは 多分 デザインも意匠権があるから 全く同じデザインは やらないだろうし 職人も同じなのに それを名乗れないから 辛いものがあるだろう。でも 商品は 昔と全く一緒だよって気持ちで作ってると思う。 だから商品はそのラベルが違うだけで バッグは一緒だと私は思う。だから 私は弟さんの方で買う。

だけど 友人は違った。。。。
勿論 友人も その辺の事情を知ってるのですがね。
人の価値観とは 違うものですねぇ。。。。。