僕の奥さんはイケズな京都人

長々と文句ばかりなブログ

裁判所 �T

皆さんは 最高裁って どんなもんだと思ってますか?
刑事事件も民事事件も行政訴訟もいろんな事件を 扱いますが 単に一審二審と 負けたと感じるほうが 不服で最高裁まで 行ったって思ってるでしょ。(まあそれも正しいのですが) 私もそう思ってました。
でも ホントは違うんですね。最高裁っていうのは 単に事件が有罪か無罪って判断する所じゃなくて その事件の判決が法律的に ほんとに正しいのか 間違っているのかを 判断するのです。 はたまた それに関してまだ 法的判断が下されてないものに判例を作って 新しい法律みたいなものをつくったりして 最高裁なりの判断をするところなのである。要するに 犯罪の判定ではなくて法律の判断をするところなのである。
最近の例では 殺人事件でも 2人までなら死刑じゃなくて無期懲役にしかならないとか 一人の殺人でも あまりな殺人なら 死刑もありうるとか その判例を作る法的判断をするところです。
もっと具体的に言えば 高裁までは相手側と戦うのですが 最高裁は高裁の判決と戦うってことでしょうか。
しかし、この最高裁 いかんせん忙しすぎるらしいです。判事はほんの数人で 日本中から上がってくる裁判を 処理するわけで ハッキリ言って間に合ってません。
だから いくら上告しても それを受け付けるかどうかも 2ヶ月でわかるかもしれないが 何年もほったらかされるかもしれません。いつ審議してくれるか分らないのです。
なもので ほとんどの事件は 最高裁の判事の下っ端が 各事件をどう処理するか判断して そのほとんどが 棄却という形で処理されて 最高裁で弁論は開かれることはありません。
よくて 高裁に差し戻しです。(差し戻されるということは弁論は開かれるのですが)
刑事事件や行政訴訟は 最高裁で扱われるのが多いのですが 民事は 棄却という形で終了することがほとんどです。反対に 万が一 最高裁で弁論が開かれることが決められるということは 凄いことで 判決はひっくり返る可能性が大ということでもあります。(先日の光市の母子殺人事件のこと)
ほとんど 一審、二審で 証拠などは出尽くしていますので 最高裁は それをもう一回確認するだけに等しいのですが。



裁判って 皆さんはどんなもんだと思いますか?
怖いところ? 犯罪者が いっぱいいるところ?(笑) 
確かに 悪者がいっぱいいるところには 間違いありません。
まあ 簡易裁判所とかは 今問題になってる サラ金の利得金返還訴訟や その反対の金融業者の取立ての手続きの訴訟ばっかで あんまり面白そうな裁判なんてあんまりありません。まあ 裁判のほとんどが それなんですから。あと労働問題(賃金不払い)親権問題、交通事故、医療過誤など、、、
それで 裁判って言っても ほとんどの場合 訴えようが訴えられようが 本人が裁判に出て TVドラマのようなことになる訳はなく、弁護士同士が 内輪の話のように裁判をチンタラ行って 判事がノロノロと 何年もかかって判決を出すのです。 どう言う事かと言うと 裁判って 日本一難しい司法試験を合格した 人達だけでまわしているのです。お金は当事者からぶんどって。 それってあんまり気が付いてないと思いますが、凄い閉鎖的な世界なんですよ。(一般人は入れたくない、司法書士には金にならない事件を与えて 弁護士はお金になる事件だけしたいーー)今は 開かれた裁判所とかにしようとか言ってますが 現実はそうしたくないってのが 見え見えなんですよ。陪審員制度なんて いいのか悪いのか?アメリカの陪審員制度だって 現実には よくないと言われてます。

裁判って 悪いものが負けて良いものが勝つ ところだと思います?
現実は そうではありません。もし そうなら弁護士はいりませんから。
やはり 弁護士は汚い手をいつも使いますし、勝つためには ウソばっかつきます。さらに 判事も 全員が同じ考えの人間ではないので 同じ裁判があったとして 10人中 9人は 同じ判決を下しますが 一人は 違う判決をくだすものなのです。それが 事実じゃないとしても。それって とっても理不尽なことで 交通事故にあうようなものなのです。根拠はありません。運が悪かったと思いあきらめるしかないのです。
なら 控訴して高裁で 判決を、、って誰でも考えるんですが、裁判官ってのは 第一印象ありきで 一審の判決を 重視して もし新しい証拠があっても それを否定するような考え方しかしないのです。事実を 捻じ曲げる理由を裁判官が探して 難癖つける判決を出すことが ほとんどです。だから あんまり覆らないのです。  覆ったらラッキーです。

面白いのは 簡易裁判所の裁判では 法廷の手助けをする 司法委員ってのが いるんです。
裁判を始めるまえに お互いの意見を聞いて 円満な解決策を 導こうとするオッサンのことです。
なんだけど この司法委員、有識者という呼ばれ方をしてるが どこが有識者?ってな 老いぼれの役立たずばっかりです。適材適所な配置の司法委員なら役に立つかもしれませんが 普通のオッサンなんで 全く役に立ちません。話しをこじらせたり 間違った方向へ導いたり はっきり言って迷惑です。
裁判が進みません。。。。こんなシステムは止めるべきでしょう。多分 これは天下りでしょうね。税金の無駄使いです。
まあ いろんな裁判があるんですが この裁判所 矛盾の塊みたいな場所で 怖いところではありません。皆さんも 一度 傍聴に行ってみるとおもしろいかもしれませんよ。
いろんな 狂った事とか書いてるときりがないってぐらい 矛盾の塊みたいな場所です。