僕の奥さんはイケズな京都人

長々と文句ばかりなブログ

サンジョルディの日の思い出

nekoさんのブログで 今日がサンジョルディの日だって思い出しました。
サンジョルディの日といえば 昔 新婚旅行でちょうど ヴェネチアにいたのですが その時の事を思い出しました。
ヴェネチアは とっても雰囲気のある街で 中世の街並みがそのまま残った街です。
昼のヴェネチアは 観光客でごった返し、雰囲気もあったものではないのですが 夜になると みんなヴェネチアから帰って行き、静かな路地は まるで中世のまま 次の角には 殺し屋でも潜んでいそうな雰囲気です。
そんな なんともいえない雰囲気のなか レストランで食事を終え ほとんど人のいないサンマルコ広場に出て ホテルのボートに乗ろうと運河に出ようとしたところに 赤い薔薇の花束をもった男の人がいます。


その男の人が近寄ってきて その薔薇を私に買えと言う。
私は少し酔っ払って 陽気になっていて 機嫌がよかったのか いつもなら買わないけど 思わず買っちゃったのです。  しかも 値切って
その時 その男の人は 普通は値切らないよって言いました。 私は その日がサンジョルディの日だなんて全く知らなかったのです。
そして 次の朝 朝食をホテルのレストランで取ろうと 行くと ホテルの人が 奥さんに赤い薔薇の花を一本 プレゼントしてくれたのです。 そこでやっと 私はサンジョルディの日だってことが分ったのです。
だから あの男の人は 値切っちゃいけないって言ってたのかと わかりました。
なんと情けないことをしたものでしょう。それなら まだ買わないほうがマシだったかもしれません。
知らないとは 困ったものです。 それ以来 サンジョルディの日は トラウマです。