僕の奥さんはイケズな京都人

長々と文句ばかりなブログ

大西亭


先日行った大阪で「大西亭」へ行きました。
大阪で フランス料理? なんて食べるのは何年ぶりでしょう?5年は行ってないような気がします。浦島太郎状態です。今回もどこに行っていいか分らない状態で ネットで少し調べたんですが、大西亭ともう一軒北浜のお店が候補に上がったのですが、大西亭にしました。
なぜかと言うと このお店を調べてると、凄いいいと言うレヴューと最悪というレヴューがありました。凄いいい というのは量が凄まじく多い、とっても美味しいとかいうもの。反対に悪いというのは 雰囲気が悪く、学食みたいとかバターや生クリームでひつこすぎてプロの料理とは思えないとボロンチョに書いてました。ということで これは行って確かめなくてはいけません と思い大西亭へ行きました。賛否両論のお店に行くのは面白いです。いろんな事がわかります。
ここは夜、3800円のプリフィクスのみです。前菜、メイン、デザートかチーズ、コーヒーです。
ワインですが、ビストロにしては割と多いですが、好みが出すぎたリストで本当に美味しいワインが少ないように思います。値付けはちょい高かな?美味しいワインならその値段出すけどおいしくないワインには出したくないって言う感じのワインリストです。ちなみにこの日はハウスワイン(赤)2500円、どっかの仏安ワインです。仏じゃなけりゃもっと美味しいのに。
前菜は10種ちょっとあったかな?盛り合わせだと1000円アップ。これはたくさんあるから選びやすいです。メインが問題で4、5種類しかないのにその内2種類は1500円アップです。いきなり5000円以上のコースに早変わりです。ほとんど選ぶ事はできません。最初からカルトにするべきメニュー内容です。これはミスですね。上から 牛肉の煮込みのココットチーズ焼き、シーフードのキャベツロール ラタトゥィユ サラダ添え、子牛のブリオッシュ包み、蝦夷鹿のソーセージ 豆の煮込みロニョンのローストです。
この時はチーズを選びました。量はまあまあです。味もまあまあです。パンは美味しいです。食べかけて思い出して写真を撮ってしまったので 醜い写真ですいません。
このお店に行った次の日にたまたま このお店のシェフの知り合いと話す事があって 少しこのお店の事を聞いたのですが、それを聞いて納得というカンジでした。ここのシェフはリーガロイヤルのシャンボールの出ということです。まず 味付けですが素直にストレートです。量はビックリするかもしれませんが、小細工はなしで 濃いわけでもなくギトギトしてるわけでもなく普通です。このお店がマスコミに出るのは 単に量が多いからでしょう。かと言ってマズイのではなく、技量のレベルが低いわけではありません。店の内装も簡素でテーブルの間取りもよくないので カップルが雰囲気のよいディナーを という店ではないのです。ほんとのフランスのビストロという店です。食べるという事が好きな人向けの店です。
今では予約も取りやすいみたいで この日も8割ぐらい埋まってました。といっても2人掛け×5卓、カウンター5,6席でしょうか。客層はよくて 常連さんも楽しく食事してましたし、最近のこじゃれた店より私は好きです。少なくとも この店にはみんな 食事をしに来てるようでした。マスコミによく載る店でこんな客層の店は珍しいです。多分 内装と料理がそうさせてるのでしょう。
そうそう この店の絶対直さなくてはいけないところ、それは食後のコーヒーです。インスタントみたいなのを出してはいけません。最低最悪です。今日日 コーヒーマシンなんて タダで借りられるのですから もうちょっとマシなコーヒー出さなくてはいけません。
最近はCPとかいう表現が流行ってますが このお店はどうかな?っていう感じです。安く上げることもできますし。選択の余地がありますので。
もしかしたら 私はもう1度行くかもしれません。