僕の奥さんはイケズな京都人

長々と文句ばかりなブログ

京都賃貸住宅事情

今日の朝日新聞に 神戸地裁の住宅の賃貸契約についての判決がでていた。
消費者契約法により 契約の特約の敷引きは認められないという判決です。つまり、汚れてもいないのに 掃除代とか畳を代えたとかのお金は払う必要がないです。という事です。ここまではっきりと消費者契約法で特約が無効と断定した判決ははじめてなのです。
最近では 東京都が賃貸契約に関する 大家に対する規定みたいなものを出したのだが、いかんせん 法律ではなくお願い止まりなので 規制できなかったのです。この手の問題は社会問題にまでなっています。それは 相変わらず 不動産屋と大家が法を無視して儲けようとしているからです。 これは 日本全国的な風潮であるが、ここ京都は長年もっとひどい事を「これは 京都独特のやり方」といって やり続けている。
京都は学生が多い町です。彼らは ほとんどマンションやアパートを借りるわけですが、契約が他の土地なら 契約金は賃貸料の4〜5ヶ月分が相場らしい そしてそのお金がちゃんと使用してたら全額戻ってくるのですが、京都は 敷金2ヶ月(保証金) 、礼金3ヶ月(大家の儲け)という内訳です。他の土地では 礼金2、敷金3、すなわち 返るお金は少ないという事です。さらに 更新料という くせ者が2,3年おきに付いてまわります。ひどい所になると1年更新しか認めないとことかもあります。年間10万以上請求する計算になります。どっちにしても契約金は全部頂きということです。下手したら、足りないから追い金しろとか言われます。
京都は賃貸住宅の契約内容が他の町とは違いすぎるのです。 ある意味 京都は学生の町です、それを悪用して 独自の大家が儲かるシステムを作り上げてるのが 京都です。学生は 親が付いてるからお金も心配ない、学生だから文句をあまり言わない、裁判ざたにしないなど 大家にとって美味しいところばっかりなのです。入れ替われば 入れ替わるほど儲かりますし、学生マンションはおいしいのです。
しかし、今後 こんな業突く張りの大家はしっぺ返しをくらうでしょう。
学生に限らず 京都は何かにつけて 物価など他より高く 住みにくいところです。
大阪、奈良 なんかやっぱり住みやすそうです。
この法律が、当たり前になったとしても 多分それを家賃に上乗せするでしょうから 一緒なんですがね。