菓子職人へ行った。中でお茶と一緒にと思ったら もうやってないとのこと。
じゃ、買って帰ろうと。しかし、４時ぐらいだったのだが あんまり種類が残ってなかった。
ザッハトルテ、オレンジとチョコレートのムース、シュークリーム、ロールケーキなど。
このお店は京都の下町、阪急西院駅から南へ徒歩１０分ぐらい細い一方通行の こんなところに店あるの？ と言うところにある。しかし、この店は京都でも個人店ではトップクラスの売り上げをする店なのだ。店には入れ替わり立ち代りあらゆる客層が買いに来る。実際 このエリアにはケーキ屋はほとんどない。場所的に言えば穴場である。知り合いがこの辺でテナント募集をしていて家賃を聞くと メインストリートから入った路地なら西院にしては格安とのこと。西院というグッドなエリアなのだが路地はダメで高い家賃は取れないとのこと。反対にメインストリートは個人では借りられないほどの高値、商売としては成り立つが家賃が高いので難しいエリアです。とにかくこの店はそんな目立たない場所でがんばっているのです。
場所の事はどうでもいいのですが、肝心のケーキである。デパートの催事で年に１、２回は食べていたのであるが、なんか変わった感じがする。ケーキの仕上げが汚い、ロールケーキは凍っていた、いつもなら新作とか気合のはいったケーキがあるのだが、まったくなし、もしかして ここのシェフに何かあった？という変わりよう。
京都の中では割といいほうだったのですが、この状態では単なる場末のケーキ屋です。
ケーキのことは別に語るほどのことはないです。普通です。でも凍ったまま売るのはいかがな事かと思う。味以前の問題である。通販の冷凍ケーキじゃないのですから。
でも お客さんはたくさん来てました。
このザッハトルテもはっきり言ってばったものです。上掛けもガナッシュだし、アプリコットも感じない、これは単なるチョコレートケーキです。
