僕の奥さんはイケズな京都人

長々と文句ばかりなブログ

托鉢の小僧

京都に来てビックリした事がある。
朝 学校に行こうと通りにでたら そこにはワラジを履き 藁かなんかでできた笠をかぶり 見た目は弁慶みたいなカンジの僧侶(年は若い) 2,3人が「うお〜〜〜〜〜〜〜」と叫びながら
路地を歩き回っているのである。
初めて見たときは正直怖かったです。その後、それは托鉢をしている坊主だとききました。
ちなみに京都ではお坊さんのことをぼうずという。罰当たりである。多分 托鉢している坊主を見ることができるのは京都だけではないでしょうか?
その後 知り合いが坊主になることになり ある有名なお寺に修行に入る事になりいろいろ聞いていると なんと例の托鉢をするとの事、興味津々で修行の事などいろいろ聞くことができました。3年後 彼は立派に修行を終えることができ 今ではお坊様です。
京都でも托鉢を修行とするお寺はほとんどなく数寺らしい。禅宗の寺でその中でも厳しい寺とそうでもない寺があるという。その彼が修行に入った寺はかなり厳しいほうの寺で修行の内容を聞くとすさまじいものがあります。半自給自足で現代とはいえないような生活、ほとんどない睡眠時間、テストなど聞いていると不憫に思うほどです。実際耐えられず夜逃げする者もいるそうです。ただ、修行に来ている者は実家が寺なので逃げるに逃げられずガンバッテいるようです。
京都には坊主大学がたくさんあり専門学校まである。そこに行ってる奴はのほほんと学生生活を送って坊主になるのですが、彼のように寺に修行に行くのは本当に修行だなあと感じてしまいます。しかし、あまりに厳しい修行のため彼らは煩悩のかたまりになってしまっているのです。痛し痒しである。
本当に立派な坊さんになるのはたいへんどすえ〜