僕の奥さんはイケズな京都人

長々と文句ばかりなブログ

ザッハトルテ@ホテルザッハー








友人がウィーンに行ってて お土産は何がいい?って聞くから 美味しいザッハトルテって答えると、友人曰く、、、「有名なのは、2軒あるけど、どっちも美味しくないよ」だって。(笑)
だけど 私はどっちも食べたことないから、美味しい方を買ってきてってお願いしてたら、デメルは日本でも買えるから ザッハーにしたよって、買ってきてくれた。

日本でも これで有名な店もあって、そこもだが、、、たいそうな箱だ。。。。。木で出来てるし、、、
10日ぐらい日持ちはするらしい、、
私はオーストリー菓子は ほとんど食べたことないので 少し勉強してみたが、、、
ハプスブルグ家、マリアテレジアの時代に発展したらしい、しかし、それからは 停滞期が長く、このザッハトルテは、1832年 フランツ ザッハーが考案したらしい、ザッハートルテで財を築いたザッハー家はフランツの息子の代でかの有名はホテルザッハーを創業。さらに 1952年からは デメルとザッハートルテの元祖権を巡って10年も裁判を繰り広げ 「オリジナル」と冠して販売する権利を獲得した。
しかし、はっきり言って かなり昔の話で この時代はフランスでは、より発展したお菓子を作っている。要するに すでにかなり置いてきぼりになってるのです。まあ イタリアもなんですが。(笑)
そして 現代になり今は現役を退いているが、カール シューマッハという人が 伝統的な本来の味を損なわずに甘さや軽さなど 現代人の嗜好に合う 新しいウィーン菓子を模索したのだそうです。
だから このザッハトルテ ハッキリ言って かなりマズイと思う。
何て言ったって 200年近く前に出来上がったものだよ。お菓子に対する概念も違ってるしね。200年前にこれがあったら 凄い美味しいお菓子だったんだろうと思う。なもので、このお菓子を伝統的なレシピで作ってるって言うんだから 古臭いお菓子でもしょうがないだろう。
しかし、現在のオーストリー菓子のレシピを見ても やっぱ中途半端です。独特と言われればそうなんでしょうが、私の見解では まだまだ過渡期ってイメージを受けます。と言っても これから発展する気配は感じられないですが。

実は、ザッハーのザッハトルテを食べる前に 偶然にスタバでザッハトルテを食べたのです。
そして、その時思ったのです。スタバって いつも通り激マズなケーキを売ってるな、、、って。
でも このザッハーのザッハトルテを食べて思いました。「スタバも結構やるやん」って。あんまり変わんないじゃんって。
とは言うものの ザッハトルテの定義を全く無視して 単にふるーーーいスポンジにチョコかけただけって感じなんですけどね。

こんな伝統的なケーキは ザッハトルテだけじゃなくて 他の国のケーキ、例えば ミルフィーユとかオペラとかマカロンとかも ちゃんと正当なレシピというのがある。しかし、今はその正当なレシピを勝手な都合で変えて アレンジして もうそこまで変えると 元のお菓子の名は名乗れないんじゃないって言うぐらい変わっちゃってる、それが日本のケーキです。
ザッハトルテのように 昔より発展してもいいのにって思うケーキもあるんだから 世の中上手くいかないもんです。これは やっぱ国民性でしょうね。フランス人のほうが 新し物好きで 発展していったのでしょうね。

明日は スタバのザッハトルテの写真でもアップしましょう。見たくない?